こんにちは、Snapmart(スナップマート)開発者のえとみほです。
6月1日に正式にSnapmartをリリースさせていただきまして、その後本当に想定を超える数の方にご利用いただいております。ありがとうございます。
また、アップロードに関連するバグが解消されておらず、一部のユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけしております。こちらは鋭意修正対応中ですので、1〜2週間のうちには安定するものと考えております。
現在写真をアップロードできない方におかれましては、お待たせして大変恐縮ですが、もうしばらく状況を見守っていただけますと助かります。
10日でわかってきた売れる写真の傾向
そんなわけで、この10日間はほとんどサービスを安定させることとユーザーサポートに注力しておりまして、プロモーションや分析はまったくといっていいほど何もできませんでした。
ただそんな中でも、なんとなく「どんな写真が売れるのか?」については見えてきたような気がします。今日はその傾向についてざっくりお話させていただきたいと思います。
一番売れるのは「人の顔」が写っている写真
まず、どんな写真が一番売れているのかといいますと、ズバリ「人物写真」です。年齢性別に関係なく人物写真はよく売れるという印象です。価格帯で一番多いのは100円なのですが、モデルリリースがついている写真と出品者自身が被写体の写真(自撮りなど)は高くても売れています。
この理由としては、企業が写真を利用する際に、トラブルを回避したいということでモデルリリースがついている写真(または本人による出品写真)に限定して検索しているのだと思うのですが、現状まだモデルリリースがついている写真はほとんどないからだと思います。
ですので、これから人物の出品されるのであれば、多少面倒でもモデルリリースを取得されることをオススメします。
※モデルリリースの取得方法はこちらhttp://snapmart.sakura.ne.jp/info/about-model/
食べ物の写真は「トレンド」を意識する
逆に売れにくいのは何の写真かというと、食べ物の写真です。まったく売れないわけではないのですが、外食したときの食事の写真などは競合が多く埋もれてしまうのだと思います。
また、食べ物はキャラ弁やおしゃれなテーブルフォトなど、クオリティが高い人はレベルがめちゃくちゃ高いので、こういった方々の写真に見劣りしない写真を出品するのは至難の業です。
ただ、食べ物の写真自体にまったくニーズがないのかというとそうでもありあません。というのも、Snapmartの検索キーワードを見ていると「チョップドサラダ」「ベジヌードル」「おにぎらず」「タイガーナッツ」などの最新のトレンドを意識したワードがちらほら見受けられるからです。
ちなみに、このトレンドに関連するキーワードが検索される傾向は食に限った話ではなく、すべてのカテゴリで見受けられます。おそらくですが、Webメディアなどで記事を書くために検索している人がいるのではないでしょうか。
こちらも類似画像が少ない場合は、300〜500円くらいの価格帯でもチラホラ売れています。
売れる人はタグの付け方に過不足がない
もう1つの傾向として、現段階で複数枚写真を売っている人はタグの付け方が上手いというのがあります。
最低でも5〜6個はつけていて、同じ意味の言葉でも言い回しを変えてつけている場合が多いようです(例:ネコ、猫、ねこ、にゃんこ、ぬこ)。
この辺は、いずれ類義語を自動変換する仕組みをいずれ導入しようと考えてはいますが、残念ながらまだそこまで洗練された仕組みができていないので、手動でタグをたくさん入れたほうがより多くの人の目につくのは間違いないでしょう。
SNSでコメントをつけて宣伝
また、個人的に「うまいなぁ」と思ったのは、自分の写真にコメントをつけてツイッターやFacebookでシェアしている方です。ただシェアするだけでなく、その写真を撮ったシチュエーションや思い出話、撮影の苦労話、ポエムなどを加えると、いいねやシェアが増えてより人目につきやすくなるように思います。
また、現在SnapmartにはWebでユーザー別の写真一覧を表示する機能がないのですが、Webサイト(snapmart.jp)でユーザー名を入力して検索するとその人の出品一覧が見られるので、これをポートフォリオ代わりにシェアしている人もいらっしゃいます。Snapmart
新作出しました。かなり気に入った写真です。 A3に引き伸ばして額装してます(笑 https://t.co/P60F6sfPR4 pic.twitter.com/RaHQODkjkz — seraphco (@seraphco1) 2016年6月10日
ポートフォリオの機能は今後実装する予定で準備を進めていますが、現段階ではこのような方法で代替するのもアリなのかなと思いました。スナップマートが撮影者名でも検索可能になったそうです
— MARUO (@jun_shachik) June 9, 2016
主にデジタルハリネズミ、後はブログなんかで使えそうな画像素材をアップしてます!#snapmart https://t.co/Rf96ubpJQw
今後のスナップマートの課題
一方で、我々が解決しなければならない課題も多いなと、この10日間で身にしみて痛感しました。
一番「これはしくじった」と思ったのは、アプリから画像を買う(購入を検討する)という選択肢がないことです。これは事前の調査で「個人で有料の素材を買う需要はないのでは?」「企業の担当者はアプリでは買わないのでは」という意見が根強く、それひ引っ張られた結果です。
その結果、出品者と購入者は別々のIDを取得せねばならず、売る人が買う側に回ったり、逆に買う人が売る側に回ったりすることがしづらくなりました。
これについては現在、同一のユーザーIDで売り買いの両方ができるように開発を進めておりますので、近いうちにそのような仕様に変更される予定です。それまでの間皆様にはご不便をおかけしますが、投稿はアプリから、購入はPCサイトから(snapmart.jpから)お願いいたします。
引き続き、開発を進めて参りますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。