スナップマートで開催するアンバサダーとは、企業の商品を撮影し、SNSでその魅力を発信する方のこと。
アンバサダーに選ばれた方は、フォトコンテストで受賞すると、賞金も付与されます。
しかし、毎回何百人もの方が応募されているため、「アンバサダーになかなか選ばれない」「アンバサダーに選ばれても、素敵な写真が撮れない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、「アンバサダーで活躍している方は、どのように写真を撮影されているんだろう?」という疑問を解決するため、アンバサダーに何度も選定・受賞されているのぶさん・りなさん・まやさんの3名から撮影のTipsを伺いました。
撮影前の準備から、「そんなことまでするの!?」と驚く”こだわり”など、勉強になる内容ばかり。
実際に3名は、アンバサダーから商品撮影の仕事にもステップアップ。商品写真の撮り方を勉強したい方は、必見です。
※先日開催したSnapmartDay2021内のトークショー「アンバサダー撮影の裏側」より抜粋して作成した記事です。トークショーの内容は、YouTubeより視聴可能。動画は記事下部のリンクよりご確認ください。
①撮影と同じぐらい、力を入れる「準備」
アンバサダーに選ばれた際に、すぐに撮影を開始される方が多いと思いますが、撮影前の準備が意外と大切。
まずは情報収集をすることで、写真の方向性を決めることができます。
今回登壇された3名は、撮影前に下記の内容を必ず確認するとおっしゃっていました。
・Snapmartから発信している、アンバサダーのコンテスト情報
・対象となる商品のブランドや会社のホームページ・SNS
・過去アンバサダーを実施していた場合は、その時の受賞作品
これらを確認することで、アンバサダーを開催している企業さまが、「どんな写真を求めているのか」ということを把握できます。
そのあとは、
・ピンタレストやインスタグラムで参考になる写真を探す
・撮影に使う小物の準備
・ラフ画を描く
などを行い、撮影前にイメージを作り上げることで、スムーズに撮影を進めているとのことでした。
ピンタレストやインスタグラム以外でも、雑誌や実店舗のディスプレイ・YouTubeの撮影裏側も参考になるとのこと。
求められる写真を撮るためには、闇雲に撮るのではなく、事前準備が大切。
撮影アイデアに悩んでいる方は、事前準備に力を入れみてはいかがでしょうか。
②写真の印象を大きく変える、撮影小物の選び方
写真のイメージやスタイリングをある程度決めた後は、一緒に写す小物を選ぶステップへ。
小物は1つでも写真の印象を大きく変えるので、選び方が大切。
「全体的にまとまりがあるように見せるため、商品に入っている色の小物を置くようにしている」と話すのは、りなさん。
「お花など、色味の印象が強いものほど、商品と合わせた色を選ぶことが重要」と教えていただきました。
また、普段使いする物こそ、商品撮影に使えるものを選ぶこともポイント。
食器や小物などを選ぶときは、ロゴやキャラクターが入っているものではなく、シンプルで扱いやすいものを選んでいると、ふいに撮影で役に立つタイミングが。
アンバサダー撮影のため、無理に小物を購入するのは大変。普段の生活の中で意識するだけで、撮影のバリエーションが増えるのはうれしい試みです。
のぶさんからは、「背景ボードなど、必要なものは最近自作するようにしています」というアイデアが。
実は、撮影小物や背景に置くボードなど、DIYで作成しているクリエイターさんは、意外とたくさんいます。
ホームセンターで売っているような材料でできるそうなので、DIYが得意な方は試してみてはいかがでしょうか。
直近でスタイリングボード使って撮ったやつです
— shimizu_nobu_ (@buu_noo_) June 19, 2021
3枚目は今アンバサダーコンテストに出してます
参考にどうぞー!!#SnapmartDay2021 #snapmart pic.twitter.com/ILgf0NZnUb
③撮影環境はハリボテで作成
トークショーの中では、3名の撮影環境もご紹介。
意外とハリボテでシーンを作っていることが多く、大変参考になりました。
まやさんの撮影シーンを見てみると、机の上に白のボードを組み合わせて作っている、簡易的な仕様。
「白い板が2枚あったら十分です」という頼もしいセリフも飛び出しました。
のぶさんの撮影環境は「キッチン」、りなさんの撮影場所は「和室」と、皆様それぞれ意外な場所で撮影。
「素敵な写真の背景は、作れる」ということが、伝わりますね。
アンバサダーで受賞された写真を見ていると、おしゃれな場所で撮影されている写真をよく見かけると思います。
そんな時に「私の家はあんなにおしゃれじゃないし…」と落ち込んでしまう方もいるのではないでしょうか。
アンバサダーで多数受賞されている方でも、撮影スペースをハリボテで作られている方は意外と多いです。
特にコスメや料理など比較的サイズが小さいものは、ハリボテで撮影してもわからないものがほとんど。
「自宅で撮影できるシーンがない」という場合は、シーンを作るところから始めてみることもおすすめです。
④細かい気遣いで差が出る、撮影のポイント
撮影をする際は、普通はなかなか気がつかないような「細かい気遣い」が大事。
商品への写り込みを極力無くすために、なんと頭からワンピースをかぶって撮影しているまやさん。
お酒や美容液など、高級感のあるボトルほど、ツヤツヤとした側面に、カメラを構えた自分の姿が写ってしまいがち。
そのため、背景やボトルと同じ色のワンピースを頭から被って撮影しているとのことでした。
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他にも、出来上がった写真が横構図でもスクエアでも使えるように、カメラモニターのスクエア位置にテープを貼って撮影しているというアイデアも。
そうした気遣いが、「クライアントさんにとって使いやすい写真を、効率よく撮影できる」ことに繋がるとのこと。
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また、りなさんは、撮影前に商品のホコリを徹底的に取ることを決めているのだとか。
商品が少しでもきれいに見えるように、ほこりをしっかり拭き取って、ブロワーで吹き飛ばして、必ず細かくチェックしてから撮影しているそうです。
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「1つの商品につき、必ず数パターンのシーンを納品するようにしている」と答えてくださったのは、のぶさん。
背景や小物を変えて、いくつもシーンを作ることは大変ですが、「よりクライアントさんに喜んでもらうため」という思いから、チャレンジしているとのこと。
企業の担当者さんが求めている写真と、クリエイターさんが「良い」と思う写真にギャップがあることも少なくないため、複数のシーンの写真を納品すると、受賞確率が上がることもポイントです。
アンバサダー撮影のポイントは、相手を思う工夫から
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今回はSnapmartDay 2021のコンテンツで、のぶさん・りなさん・まやさんの3名に、アンバサダー撮影のポイントについて伺いました。
情報収集や小物の準備、実際の撮影シーンなど、1枚の写真にかけるそれぞれの工夫が勉強になったのではないでしょうか。
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皆様のお話を聞いていると、どの項目に関しても「クライアントさんが喜ぶ写真を撮りたい」という思いが共通してあることに気がつきます。
「自分が撮りたい写真」ではなく、「その商品の魅力を伝えるための写真」を撮るために、プラスアルファの努力をされていることが、結果に結びついているのかもしれません。
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トーク内で、皆様が口を揃えて話してくださったのは「アンバサダーは楽しい」ということ。
仕事と趣味の間に位置する撮影であるため、自分の新しい可能性を引き出すことができて、それが新しい仕事のきっかけになるパターンも。
これからもスナップマートでは、様々なアンバサダーを開催する予定です。
ぜひみなさまも一度チャレンジしていただけたら嬉しいです。
※トークショーでは、今回紹介した内容以外にも、「写真撮影の裏側の話」や「3名が初期に撮影した物撮りの写真」など、聞き応えのある内容がたくさん。
ぜひ下記リンクより、アーカイブ動画をご視聴ください。
SnapmartDay 2021アーカイブ動画はこちら↓
のぶさん、snapmartポートフォリオ
のぶさん、Instagram
りなさん、snapmartポートフォリオ
りなさん、Instagram
まやさん、snapmartポートフォリオ
まやさん、Instagram
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