7月13日(火)に「商品撮影、素材販売する時に気をつけたい!写真に関する権利セミナー」を開催いたしました。
スナップマートをはじめとしたストックフォトサイトでの写真販売や、商用での写真撮影を行う際に、理解が必要となる「権利」について。
スナップマート株式会社代表の岡より、クリエイターのみなさまへお話しさせていただきました。
写真撮影の際に理解しておくべき権利とは?
セミナー冒頭では写真に関わる権利について解説。
大きく分けて「著作権」「肖像権」「商標権」の3つが該当します。
「なんとなく意味はわかっていても、詳しくはわからない」という方も多いのではないでしょうか?
・ロイヤリティフリーと著作権フリーは同じ意味である。○か×か?
・本の中身を写している写真は、著作権侵害?
など、クイズ形式でみなさまより回答をいただきながら、進行。
意外な事実もたくさんあり、
「知らなかった!」
「そうだったの?」
という反応をたくさんいただけました。
【著作権について】
— Snapmart〈スナップマート〉 (@snapmartjp) July 13, 2021
ロイヤリティーフリーとは利用期限、利用媒体に制限なく使える使用権のことで、著作権はクリエイターが保持します。
一方、著作権フリーは著作者に著作権がない状態。
自由に利用できます。
似たようで全然違うんですね!#Snapmart
人物写真を出品する際に必要なモデルリリース
スナップマートでは、人物が入った写真が非常によく売れます。
同じ写真でも、人物が入っている写真の方が、広告や記事のアイキャッチ等で使いやすいことが理由に挙げられます。
そんな人物写真ですが、モデルの顔がわかる写真については、「モデルリリース」という手続きが必要となります。
※モデルリリース(肖像権使用許諾書)とは、写真などの映像コンテンツに写り込んでいる人物が、写真の肖像権の使用を許可するむねを証明するもの。詳しくは下記のページより↓
https://faq.snapmart.jp/seller/447
しかし、このモデルリリースについては、必要なケースと必要ではないケースがあります。
セミナーでは、その基準についてを説明。
大まかに解説すると、
・人物の目が写っていること
・個人がある程度特定できるもの
に該当する場合、モデルリリースが必要になります。
特に「個人がある程度特定できるもの」の例としては、下記のような意外なケースもあります。
・顔をボカして撮影しているが、ある程度判別できる
・タトゥー(個人が特定できるため)
知らず知らずのうちに肖像権侵害をしないためにも、上記の内容を頭に入れて、出品していただけますと幸いです。
【肖像権について】
— Snapmart〈スナップマート〉 (@snapmartjp) July 13, 2021
肖像権については、メインとして撮影するモデルさんでなくても、「背景として写っている場合」でも肖像権が発生する場合があります。
その基準は「個人が判別できるかどうか」。
背景であってもパッと見て「○○」さん、と判別できる場合は基本的にNGです。#Snapmart
判例から考える、写真の権利とは
セミナー後半では、実際に起こった事件の判例をもとに、写真に関する権利問題についてお伝えしました。
詳しい内容については公表できませんが、写真やデザインに関する権利については、様々な議論を巻き起こすケースに発展することも。
「知らなかった」ではなく、そういった議論に発展させないためにも、権利についてきちんと知っておくことが大事ということを実感させられました。
【具体的な判例】
— Snapmart〈スナップマート〉 (@snapmartjp) July 13, 2021
権利侵害に関する代表的な判例がある事例について、タイトルを記載しておきますので、興味がある方は検索して見てくださいね。
「雪月花事件」
「はたらく自動車事件」
「かえでの木事件」
「LEC出る順シリーズ事件」
「スイカ写真事件」#Snapmart
権利について学ぶことで、写真はもっと楽しめる
普段学ぶ機会があまりない「写真」と「権利」について。
参加してくださった方からは、「勉強になった」「気をつけようと思った」など、たくさんの感想をいただけました。
本日開催snapmart(@snapmartjp )の『写真に関する権利セミナー』最高だった。
— まどか@ライター セールス支援 起業相談 (@mdchu_1000) July 13, 2021
上記のアカウントにセミナーで学んだ法律関連の情報がまとめて流れてる。
私たちみたいな属性(ライター、クリエイター、Web系)って写真や動画やSNSと切っても切れない関係。だからこそ、法律学ぶの大事!#snapmart
#snapmart のセミナー、景色とか撮る時に気をつける点もわかってよかった。
— aya (@A_jaunecitron) July 13, 2021
これを撮ったらどうなるかって先の先を考えるようにしたらいいのかなー
今、Snapmartのセミナーを聞いているのですが、すごく参考になる。お寺とか公園、公道と私有地、自然物の扱いなどケースバイケースだから、基本は確認して許可をとった方がいいんだよね。納得。
— すずきたまよ (@t_suz) July 13, 2021
商品撮影、素材販売する時に気をつけたい!写真に関する権利セミナーhttps://t.co/b9TLc3dwHO
難しい内容ですが、写真を本格的に趣味や仕事にするためには、学ぶべきこと。
権利についてきちんと理解しておくことで、安心して写真を楽しむことができます。
スナップマートではこれからも、このようなクリエイターのみなさまに向けたセミナーを定期的に開催します。
開催の際には、こちらのブログやスナップマートのSNSで告知いたしますので、ぜひフォローしていただけますと幸いです。
*****公式Instagramではお役立ち情報を発信中!*****
公式Instagramでは、クリエイターさんへのお役立ち記事を、定期的にマガジン形式でわかりやすく掲載しています。
情報をチェックするためにも、ぜひフォローしてくださいね!