動画アンバサダー受賞者のコツ!吉田純子さんが考える、商品紹介動画制作のポイント

先日インタビューさせていただいた、Snapmartクリエイターの吉田純子さん

まだ始まったばかりの動画アンバサダーで次々と受賞されており、動画制作のお仕事もされるようになったとのこと。

アンバサダーなどで動画制作の募集が増える中、「動画にチャレンジしてみたいけれど、どうやって作ったらいいのかわからない」「素敵な動画の作り方がわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、吉田純子さんに、アンバサダー等で求められる「商品紹介動画」の作り方のコツを伺いました。

具体的な撮影手順や気をつけておくべき意外なポイントなど、勉強になることばかり。

動画制作を頑張りたい方は、必見です!

前回の記事「【クリエイターインタビュー】受賞多数!吉田純子さんが、動画アンバサダーをする理由」はこちら

動画撮影に使っている機材

カメラ:SONY α7C
レンズ:Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(テクスチャなど細かい部分を撮影する際には、シグマ 70mm F2.8 DG MACRO)

アンバサダー動画制作の手順

動画を作る時、「何から手をつけたらいいのかわからない」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

そうならないために、あらかじめ「どんなシーンが必要なのか」などを考えてから、撮影を始めています。

今回は、アンバサダー動画を作成する際の、具体的な手順を紹介します。

①募集要項確認

まずは、アンバサダー募集の時から提示されていた、要項をチェック。

撮影する際の注意事項や賞の内容を確認することで、企業様側が「どんな動画を作ってほしいと考えているのか」を予想します。

②企業のホームページ・SNSをチェック

その企業やブランドのホームページインスタグラムを見ることで、商品のテーマやPRの雰囲気を把握。

もともとブランドが持っているイメージから大きく外れないためにも、必ずテーマを決める前に確認しています。

③動画で伝えたいテーマを決める

これまで調べた「企業側が伝えたいこと」をベースにしながら、次は「自分がこの動画で何を伝えたいのか」を考えます。

実際に商品を手にとって、どんなところに惹かれたのか。どんなことを知ってほしいと思ったのか。ということを考えて、作成する動画のテーマを決めます。

たとえば、これまでのアンバサダー動画の場合は、

・アスタリフト=「5日間のトライアル、やったら変わる」

・セタフィル=「子供も安心して使える」

・トレビーノ=「水の透明感。きらきらした映えスイーツを作ろう」

のように、それぞれの動画のコンセプトとなるテーマを決めていました。

④必要なシーンを考える

動画のテーマが決まったら、そのテーマを伝えるための構成を考え、必要なシーンを書き出します。

基本的に頭で考えることが多いのですが、複雑なシーンがある場合は、文章でまとめたり、絵コンテを作ったりすることも。

撮影しているうちに忘れてしまわないように「絶対に外せないシーン」も確認しておくことが大事です。

⑤動画の終わり方を考える

動画を作成されたことがある方はわかると思うのですが、動画は終わり方を考えることが難しいんです。

「なんとなく」で構成を考えて撮影すると、後で後悔してしまうので、終わり方をきちんと考えた上で、撮影に臨むことを推奨します。

ストーリーに沿って終わることはもちろん、写真で締めることもおすすめ。

一方で、リールなど、繰り返し見てもらいたい動画の場合は、あえてきれいに終わりを見せない作戦をとることもあります。

動画制作・編集のポイント

動画編集はDavinci Resolveを使用。WindowsでもMacでも使用できる、編集ソフトです。

8割〜9割ぐらいの機能を無料で使うことができ、色編集までできる点がポイント。

今までもこのソフトでほとんどの動画を制作しています。(肌の補正機能を使うために、今は有料版を使っていますが、通常のリール動画であれば、無料版で十分だと思います)

①動画編集前にに音楽を決める

私が動画を作る時に重要視しているのが「音楽」

小節に合わせて、シーンを当てるように作っているため、音楽が変わるとカットや秒数が大きく変わります。

そのため、まずは音楽を決めてから、編集に取り掛かることが重要。

作ってしまってから音楽を決めると、二度手間になってしまう可能性があるので、先に音楽を決めておくことがおすすめです。

ちなみに、音楽はArtlistという会社で契約しています。

②ホワイトバランスや明るさを調整する

同じ場所で動画を撮影していても、時間経過や撮影角度によって、明るさや色温度が変わってしまうことも。

そうなると、動画としてカットを繋げた時に、明るさや色合いがバラバラになってしまいます。

それを防ぐためにも、一度ソフトに素材を入れた後、明るさやホワイトバランスに統一感が出るように調整するようにしています。

言葉だけ聞いていると難しそうですが、慣れたらすぐにできますし、そこまで長い動画を作らないからか、意外と簡単にできるので、ご安心ください。

③ジンバルがない時は、スロー再生できる設定で撮影しておく

手振れを防いで、滑らかな動きを表現できるジンバル。

仕事で動画撮影をされる方にとっては必須機材ですが、まだ始めたばかりの方は、ほとんどが持っていないと思います。

ブレないように頑張って撮影しても、手持ちの場合はブレてしまうことが少なくないですよね。

そんな時私は、スローモーションでごまかすことが多いです。

一部分だけをスローモーションにすると、意外とブレが目立たないのでおすすめ。

ただし、スローモーションにする際には、設定を60fpsにして撮影しておくこと

fpsを低くして撮影すると、スローモーションにした時に動画がカクカクになってしまい、スムーズにならない恐れがあるので、注意。

ただし、ブレは、動画の味になることも。

わざとブラして撮影することも、テクニックの一つなんじゃないのかな、と思います。

④リールを作る時は、必ずスマホに移して確認する

 
 
 
 
 
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吉田純子 ✴︎ Junko Yoshida(@junko.y_)がシェアした投稿

動画の中でも、アンバサダーとして制作する機会が多いのは、「リール」ではないでしょうか。

リールを作る場合は、通常の動画よりも、注意すべき項目が増えます。

まず、動画のサイズについて。

リールの縦横比は、基本的に16:9なのですが、フィード投稿から見た場合は、5:4に変わってしまいます。

16:9に合わせて動画を作ってしまうと、フィードから見た際に、リールの上下が切れてしまい、文字や写真が見切れて中途半端になってしまうことも。

そうならないためにも、あまり上すぎる場所や下すぎる場所に、文字や主役となる商品を置かないように気をつけています。

 
 
 
 
 
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吉田純子 ✴︎ Junko Yoshida(@junko.y_)がシェアした投稿

また、リールは仕様上、上下が暗く表示されてしまうこともあり、想定した以上に全体的に暗い印象になってしまうこともあります。

そのため、私の場合はテスト用のインスタグラムアカウントに一度投稿して、明るさや文字の見え方が問題ないかどうかをチェックしてから、アップするようにしています。

⑤ピントはマニュアルフォーカスとオートフォーカスを使い分ける

商品動画の撮影は、ピント合わせに苦労することも。

 
 
 
 
 
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吉田純子 ✴︎ Junko Yoshida(@junko.y_)がシェアした投稿

人物の場合は、瞳AFなどを使って、比較的簡単にきれいにピントを当てることができます。

しかし、商品と手が映り込むケースなどはAIが人物を優先することも多く、「商品ではなく、手にピントが当たってしまっている」という結果になることもあります。

オートフォーカスでうまくいかない場合は、マニュアルフォーカスを試してみることがおすすめ。

マニュアルできちんと商品にピントを当てておくことで、きれいにピントを当て続けることができます。

また、カメラによってはピント位置を固定できる場合も。

私の場合は、中央にピントを固定する機能があるので、商品を中央に置いて撮影することで、対応することもあります。

⑥1つのシーンを長く入れすぎない

動画を作っていて感じていることは「長ければいいというわけではない」ということ。

どんなジャンルの動画を作るかにもよりますが、特にアンバサダーで作るSNS用の動画は、短い方が飽きずにみてもらえます。

そのためには、1シーンずつの時間を短くすることも工夫の一つ。しかし、「それでは言いたいことが伝わらないんじゃないか…?」と心配になる方も多いと思います。

 
 
 
 
 
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そんな方に伝えたいことが、動画は意外と「想像してもらえる」こと。

たとえば、化粧品の蓋を開けるシーンを入れる時に、「開けるところをすべて入れないとダメ」だと思われているかもしれませんが、「開けようとしているシーン」だけ入れておけば、蓋を開けたことは視聴者の想像で補完してくれます。

想像で理解してもらえそうな部分は、思い切ってカットしてしまう。

そうすることで、伝わりやすい「見てもらえる動画」を作れるのではないかと思います。

動画制作のポイントを学び、スタートダッシュを切ろう

今回は、動画アンバサダーで多数受賞経験のある吉田純子さんより、商品紹介動画制作のコツを伺いました。

動画は写真と比べて大変ではありますが、需要が大きく、まだ他の人が挑戦していないジャンル。

ぜひ純子さんがシェアしてくださったTipsをもとに、動画制作にチャレンジしてみていただけると嬉しいです。

スナップマートでは、今後も定期的にアンバサダーを募集しています。

新しい募集はアプリやメール・SNSで告知されるので、ぜひ見逃さないようにチェックしてくださいね。

Snapmartで募集しているアンバサダー って何?

 

吉田純子さんのプロフィール

スナップマートのポートフォリオ:https://snapmart.jp/portfolios/TWiNQLAB

Snapmart歴:約1年半

Instagram:https://www.instagram.com/junko.y_/

住んでいる場所:千葉県

使っているカメラ:SONY α7C

前回の記事「【クリエイターインタビュー】受賞多数!吉田純子さんが、動画アンバサダーをする理由」はこちら

 

 

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