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もちろんブランド・サービスごとに集まるコンテンツの量に差はありますが、さっきの比較でもわかる通り、企業がユーザーより多くのコンテンツを生成するのは到底無理なのです。 そして、ユーザーが作るコンテンツのクオリティはスマホカメラの性能向上に伴い、どんどん上がっています。 では、「活用しない手はない!」と思うのが日々商品撮影の手間や、入手困難な画像の手配に困っているマーケッターさんの心理。 今日はUGCをうまく活用して日々のマーケティングを行っている企業さんの事例をいくつか紹介させていただきます。活用例①広告素材としての利用
スナップマートには「商標を持っている企業様のみが購入できるクローズド販売の写真」がたくさんあがっています。 先ほどのNIKEさんをはじめ、スターバックスさん、コロナビールさんなど、一般ユーザーが自社商品を撮影した写真を購入することができます。 サイト上で見つからない場合はコンテスト形式で、自社商品の写真を撮影してもらうことも…!画像:en Natural様ホットスムージーフォトコンテストの様子
先日とある化粧品会社さんにて、スナップマートで手配したUGCの商品画像をバナーで回したところ、CTRが3.5倍になったという事例がございました。 スナップマートに写真さえ投稿されていれば、1枚数百円から気軽に購入できるので、まずは「バナー広告やSNS運用素材から活用!」と考えられる企業さんは多いかもしれません。 もちろん、SNSで自社商品をあげているユーザーさんのコメント欄に「この写真を広告に使ってもいいですか?」と聞いているマーケッターさんも、まだまだ多いようです。
活用例②ユーザーの声として収集
ユーザーのSNS上での発信を、積極的にお客様の声として活用しているのがサントリーさん。 「サントリー みんなの声」というページをサイト上に作成し、ユーザーのSNS上でのつぶやきを掲載しています。 ユーザーから収集することで、皆がどのようなシーンで商品を飲んでいるかが把握できたり、商品についての言及だけでなく、工場見学・イベント参加者の声も一元化することができます。
集めるだけでなく「見たい」というニーズも非常に高く、全商品合計で月間数10万人の訪問、商品によっては滞在時間が他コンテンツより2倍以上長いものもあるとのことでした。
画像:サントリー みんなの声
活用例③メディアの運営
UGCを収集して自社SNS・自社メディアの運用に使っているのがH.I.Sさん。 特に「ユーザーを巻き込む」形で活用ができているといえます。
<活用手順> ①毎月アカウントで特定のハッシュタグ(例. #ハルタビのセカイ)を告知し、 ②そのハッシュタグがついている投稿の中から、 ③Instagramとメディア「みんなの旅マガジン」に取り上げる写真を選ぶ
H.I.Sさんは他にも同じ手法でタビジョ(@tabi_jyo)というInstagramアカウントを運用されたり、SNSで反響のあるスポットを地図上に表示する「みんなで作ろう!ソーシャルマップ」を運営されたり、 「SNSで反響の高いフォトジェニックスポットを巡る」ツアーを出されたり、SNS上のユーザーの声に非常に敏感に先進的なお取り組みをたくさんされています。
今後も大注目の企業さんですね。
今回はUGCの特徴「コンテンツ量」に着目して、膨大な量のコンテンツをどう使うかを事例を交えつつ、ご紹介させていただきました。 ぜひ始めやすいものから始め、自社コンテンツの数万倍もあるユーザーコンテンツを活用していってくださいね🙆🌟 🌸告知🌸 本日3/1(水)より株式会社ビジョンさん主催、賞金総額500,000円のフォトコンテストを開催いたします!(詳細はこちら) 1枚500円でなんと1,000枚のお写真を買い取りますので、ぜひご参加くださいませ😊 同様の方法で欲しい写真素材を大量に集めたい企業さんがいらっしゃいましたら、いつでもお問い合わせよりご連絡をお待ちしております。
講師:木村 優紀子 2013年東北大学理学部宇宙地球物理学科卒業後、お写真の購入はこちらから → WEBサイト お写真の出品はこちらから → App Store 日々の情報はSNSで発信しておりますので、ぜひフォローしてください!WEB広告代理店の株式会社オプトに入社、ディスプレイ広告のコンサルタント、 アカウントプランナーを担当。2016年6月より執行役員COOとしてスナップマート株式会社に参画し、主に法人営業・ アライアンス交渉・広報を中心に担当。