【イベントレポート】「好きな写真」だけでは仕事にならない。意外と知らない、本当にクライアントが求める撮影思考術

2025年9月30日に開催されたオンラインイベント「『好きな写真』だけでは仕事にならない。意外と知らない、本当にクライアントが求める撮影思考術」。たくさんのお申し込みをいただきまして、ありがとうございました。

今回のイベントレポートでは、イベント全体の様子や、講師のLuckさんが普段から意識している「仕事で通じる撮影思考と視点」や「撮影思考術を鍛えるためのポイント」などをご紹介します!

「これから写真を仕事にしたい」「アンバサダーで受賞したい」という方は必見です!

講師紹介

講師:Luck さん

商品企画開発・デザイン、水族館飼育員を経てフォトグラファーとなる。企業や地方自治体などのご依頼でHP、SNS、雑誌、広告、新聞など様々な媒体での撮影を行う。商品特徴と魅力が伝わる商品撮影を得意としており、プレスリリース用やキービジュアル撮影も手掛ける。

Snapmartアンバサダーコンテスト
2022年 受賞回数2位 エピソード賞1位
2023年 受賞回数1位 (29回) エピソード賞1位
2024年 受賞回数2位 エピソード賞1位
受賞回数合計100 回以上、広告採用実績多数

LuckさんのInstagram


自分はどんなカメラマン・フォトグラファーになりたいのか?

講座の冒頭では、カメラマンの現状とカメラマン自身の立ち位置について、解説いただきました。

現在フォトグラファー・カメラマンとして活動されている方は、趣味としての活動から、クライアントの意向に沿って撮影する「職業カメラマン」まで、様々な立場の方がいます。そのため、まずは「自分がどのスタンスを選ぶべきか」を考えておく必要があります。

・クライアントに喜ばれる写真を撮りたい
・依頼を受けて撮影する仕事をしたい!
と思うならば、仕事としてのカメラマンの思考を鍛える必要があります。

逆に
・すべて自由に撮影したい
・自分の感性を活かした作品を撮っていきたい
と考える方は、カメラマンではなく写真家のような芸術家としての方向性を目指された方が良いです。

自分の目指すゴールがわかることで、自分が今何をすべきかがわかるはず。
ここから先は、「カメラマンとして活躍していきたい」と考える方に向けて、どのような考え方を持つことが大切なのかを教えていただきます。

 

実はクライアント側も、カメラマン選びに悩んでいる

実は、カメラマンに依頼するクライアント側も、カメラマンを探す際に困っているケースが増えているのだとか。

SNSでカメラマンを探す企業は年々増えていますが、SNSには様々な撮影スタンスを持っているカメラマンがいます。
また、自分の得意なシチュエーションの写真は上手でも、クライアントが依頼したいシチュエーションの写真が撮れるかどうか、SNSだけで判断することは難しいです。

そのため、
「どのカメラマンさんに頼めば良いかわからない」
「予算とクオリティが合っているか判断できない」
など、自分たちが求めている品質を実現できるカメラマンに巡り会えない…と悩む企業が多いと教えていただきました。

そんな時だからこそ、カメラマンは、クライアントとのコミュニケーション力と提案力を磨くとチャンスが倍増します!
相手の話の意図を汲み取り、「私はこんな写真が撮れます」「ご希望のシチュエーションであれば、こんな準備が必要になりますので、こちらの料金で対応できます」など、丁寧な提案や説明ができれば、クライアントは納得してあなたに依頼することができます。

もし受注に至らなくても、クライアントが次に何か別の仕事を依頼したい時に、自分のスタンスにあった仕事を発注してくれる可能性が生まれることも。

自分の技術や撮影スタンスを明確化しておくことで、仕事として撮影を受けるチャンスは大きく広がります。

 

そもそも依頼が来ない!技術を磨きたい!そんな時は…?

ここまでの話を聞いて、こう思った方もいるのではないでしょうか?
「そもそも撮影の依頼も来ないし、そんな技術もない!でも、いつかカメラマンとして仕事をしてみたい。」

そんな「これから頑張って技術を磨いて、写真や動画を仕事にしてみたい」と考える方に向けてLuckさんが紹介してくださったのが、弊社で実施する「アンバサダー」という取り組みです。

※Luckさんの講座資料より引用

Luckさんはプロカメラマンとして活躍されつつ、並行してアンバサダーでも活動されており、アンバサダー受賞数TOPクリエイターとして数々の実績を残されています。

そんなLuckさんがなぜアンバサダーをお勧めしてくださるかというと、アンバサダーは仕事としての思考と視点を得られる取り組みだから。

自由に撮影しても良い作品撮りと違い、アンバサダーは企業から商品を無料でもらう代わりに、写真や動画の納品が必要です。アンバサダーの提出作品は、クライアントがSNSやホームページなどで商用利用をすることが前提であり、仕事に近い条件で作品作りができます。

※Luckさんの講座資料より引用

特に、撮影前に確認しなければいけないガイドラインにはヒントが満載!

アンバサダーの募集要項には、仕事でヒアリングすべき内容や、商用利用を目的に記載されたポイントが多く含まれています。

初めて見た方は「条件が多くて嫌だなあ…」と思われる方もいるかもしれないのですが、この条件は自分が実際に撮影の仕事を受ける際に最低限守らなければいけない内容であることが多く、これに基づいて撮影をすると、自然と商用利用可能な写真・動画を撮れるようになります。

最初はうまくいかなくても、アンバサダーで何度も撮影することによって技術が向上し、写真を仕事にされているクリエイターさんがSnapmartの中には何人もいます。
また、アンバサダーで撮影した写真は自分のSNSやポートフォリオに載せることができるので、「自分はこんな写真が撮れます」ということを未来のクライアントに伝えることもできます。

アンバサダーを続けることで、写真や動画を仕事にできるチャンスに近づくことができるため、「何から始めた方が良いのかわからない」と悩む方は、まずはアンバサダーから始めてみることがおすすめです!

※アンバサダーって何?詳しく知りたい方はこちらをチェック

 

撮影の仕事を目指すなら、思考術も磨いていこう!

「写真を仕事にする」と聞くと、どうしても技術を磨くことに意識が向きがちですが、同時に欠かせないのが「思考力」。
自分がどんな立ち位置を目指すのか、クライアントへどのように提案していくのか。そんなビジネス視点の大切さを、Luckさんに丁寧に教えていただいた時間でした。

ぜひご自身でも改めて考える機会をつくってみていただき、もしご興味があれば、Snapmartのアンバサダーにもご応募いただけたら嬉しいです。

 

 

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