こんにちは。スナップマート事務局です。
8月26日(金)にフォトグラファーのshimizu_nobuさんを迎え、「料理写真を魅力的に見せるための光の話」を実施しました。
私たちの生活の中で身近な、料理写真。そんな料理写真を素敵に残すために大切となる「光」。
普段からお仕事やプライベートまで、多彩なシーンの料理写真を撮影されているshimizu_nobuさんに、料理写真の光の選び方から作り方、撮影のポイントなど、様々な角度からお話を伺いました。
このセミナーレポートでは、その一部を抜粋してご紹介。
料理写真やライティングに興味がある方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
講師のご紹介
shimizu_nobuさん
フリーフォトグラファーでありながら浅草の人力車夫としても活動。
独学で写真を学び人物、イベント、プロダクト、フードなどジャンルにとらわれない撮影に参加。
特にフード系の撮影を得意とし外資系ホテルのメニュー撮影や老舗料理店、飲料メーカーの撮影しつつSNSに投稿する日々の朝ごはんがあらゆる方面から注目され、日経新聞からの取材や雑誌への寄稿。コラムの掲載なども手がてけいる。
料理写真における光の選び方とは
自然光・人工光に関わらず、光の向きによって、写真の印象は大きく変わります。
まずは、料理写真における光の違いについて、解説していただきました。
教えていただいたことを簡単にまとめると、下記の通り。
・順光・・・料理の色がきれいに出る一方で、立体感がなくなってしまうことも。
・サイド光・・・立体感が出やすい。影が強く出るため、コントロールが必要。
・半逆光・・・立体感や素材の質感が強調される。艶感や照りなど、シズル感のある写真が撮りやすい。
・逆光・・・グラスなど、透過したものを撮影する時に合う。
光にはそれぞれの特徴があり、当たり方によって同じ写真でも印象が大きく異なります。
そのため、「自分がどんな写真を撮りたいか」によって、光の向きを選ぶことが大切だと教えてくださいました。
中でもおすすめなのは、半逆光。影が強く出ず、シズル感のある写真が比較的簡単に撮影できるので、初心者の方でも扱いやすいとのことでした。
まだ料理写真を始めたばかりで慣れていない方は、「半逆光」を選んで撮影してみることから、始めてみてはいかがでしょうか。
環境に左右されない、人工光を使う
普段、趣味で写真撮影をされている方は、自然光で撮影されている方が多いと思います。
自然光は簡単に美しい写真が撮れる一方で、天気や撮影環境に左右されるなど、光を自分でコントロールできないことが難点。
そこで、どんな条件下でも、安定した写真を撮るために、人工光を使って撮影する方法を教えていただきました。
人工光を作り出すにも、様々な機材があります。
光を出す「ストロボ」や「LED」、光を拡散させる「アンブレラ」や「ソフトボックス」、それらを支えるための「スタンド」など。
視聴者の方の中には、初めてそういった機材を知る方もたくさんいらっしゃいましたが、それぞれの機材を使ったらどのように光が変化するのかを丁寧に教えてくださいました。
shimizu_nobuさんは普段からストロボなど「瞬間光」が使える機材を愛用しているとのこと。
定常光はどうしても瞬間光に比べると暗く、手振れのリスクがあったり、ISO感度を上げる必要があったり…といったデメリットがあるからとのことでした。
時と場合によって、それぞれの機材のメリット・デメリットがあります。そのため、それぞれの特徴を理解し、状況にあったものを選ぶことが大切だということを学びました。
料理写真はスピードが命
料理は出来上がった瞬間がもっとも美味しく見えます。
そのため、「いかにスピーディーに、美しい瞬間をとらえられるか」が非常に重要です。
失敗が許されない料理写真のクオリティを上げるためには「準備が大事」ということを、shimizu_nobuさんは教えてくださいました。
・料理が出る前に、スタイリングやライトのセッティングをしておく
・空皿でテスト撮影をする
・全ての料理が一斉にできるように、調理工程から工夫する
など、料理のおいしい瞬間をベストタイミングで残すために、様々な工夫をされているとのこと。
すぐに実践できるTipsでもあるため、今後料理写真を撮るタイミングで、ぜひ試してみてくださいね。
セミナーの感想
講座終了後、たくさんのご感想をいただきました。
今回はその一部を抜粋して、紹介します。
有意義過ぎたのでアーカイブも
— みちねえ (@michi40895854) August 26, 2022
リピします🙌
本日はありがとうございました😌#Snapmart https://t.co/iFWGu4tDiN
凄い分かりやすくておもしろかった。
— ERUMIN🐾 (@rumin2022) August 26, 2022
アーカイブも見る💓#snapmarthttps://t.co/M1IxxAqjA8
講師 @shimizu_nobu_ さんの料理写真が好みすぎる😍レンズは同じでもカメラが違うからどこまで近づくかわからんが、同じような世界観表現できるようになりたいなぁ〜! https://t.co/yt5DpOVogB
— なんこ@南丹ガール/高校生ストックフォトモデル (@nanko_ph) August 26, 2022
料理を美味しく魅力的に残すために、光を意識して撮影してみよう
光を意識するだけで、写真の印象は大きく変わります。
私たちにとって身近な料理だからこそ、「この瞬間を残したい」というタイミングは、これからたくさん訪れるはず。
ぜひ今回教えていただいたことを活かして、料理写真の撮影を楽しんでいただけたら嬉しいです。
また、スナップマートでは、料理や食品など、フード関係のアンバサダーも定期的に募集しております。
料理撮影が好きな方、レシピを考えることが好きな方、にぴったりなアンバサダーもたくさんありますので、ぜひスナップマートのアプリやメールより、チェックしていただけると幸いです。
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