アンバサダー受賞28回!luckさんに聞く、撮影のポイントや裏側について

先日の記事でインタビューをさせていただいたluckさん

商品のイメージに合わせた多種多様な表現が魅力で、アンバサダーの受賞回数は、なんと28回。

今回はそんなluckさんに、アンバサダー写真を撮る際のポイントや撮影の裏側について伺いました。

新しい発想を取り入れるために大切にしていることや、限られた小物で多彩なシーンを作り出すための工夫など、商品写真を撮られる方は必見の内容です。

1回目の記事:【クリエイターインタビュー】主婦業中心の毎日にスパイスを、受賞常連のluckさんがアンバサダーに挑戦した意外なプロセスは、こちらから

商品を主役に考えることを1番に

商品撮影をする時に、何よりも大事に考えることは、商品を主役にすること

個人的に好きなテイストやスタイリングはありますが、自分の「好き」よりも、「商品が魅力的に見える」ことが最優先

商品をじっくり見て、その商品らしいイメージを考えるようにしています。

基本的には最初に考えたイメージで撮影を進めることが多いのですが、時々撮影している時に、「なんだかしっくりこないな…」と思うことも。

そんな時は、だいたい商品のことが見えていないんです。

たとえば、私は「チーズ」を撮っているつもりでも、隣で見ている息子から「パンの写真を撮っているの?」と言われてしまう、など。

そうなってしまったら、思い切って撮影を中断するようにしています。頭をフラットにして、もう1度商品のことをちゃんと考え直して、後日再チャレンジ。

納得いくまで主役の見せ方にこだわることが、私の中での良い写真を撮る条件だと考えています。

1回目の撮影は、あえて自分の直感を大切に

スナップマートのアンバサダーでは、募集時に設定される賞や希望されているカットなどをまとめた募集要項が、事前に発表されています。

それを読んで、撮影のイメージを膨らませている方もたくさんいると思いますが、私はあえて、最初に募集要項を読み込まないようにしています。

NG項目はしっかり読むのですが、それ以外の部分はさらっと流し見するだけ。先入観でイメージが固まってしまわないように、情報をシャットアウトしています。

同様の理由から、商品のホームページやSNSも、最初のうちは見ないように。

ホームページに載っている写真は、すでに企業さんがプロの方に頼んで撮影していると思います。そのため、せっかくアンバサダーに選んでいただけたのならば、自分の視点で撮影した方が良いのでは、と考えています。

あとは、公式の写真や他のアンバサダー方の写真があまりにも素敵なので、見た瞬間に圧倒されて、負け戦になってしまうことも、理由の一つです(笑)。

 

そんな観点から、最初はひたすら「妄想」だけで、撮影のイメージを固めます。

「実際にその商品を使う時は、どんなシーンなのか」

「どんな風に手に取るのか」

商品と睨めっこしながら考えていると、だいたいいつも20シーンぐらい自然に浮かんできます。

その中から、厳選したシーンを撮影。

1回目の撮影を終えた後は、募集要項や商品ホームページの確認を解禁。

そこからは、先方の希望に沿ったシーンを重点的に撮影するようにしています。

こんな方法だと、「1回目に撮影した写真は的外れな写真になるんじゃないか」と思われるかもしれませんが、意外と何も見ずに撮影した1回目の写真の方が、受賞率が高いんです。

これは推測ですが、1回目の撮影の時は先入観がない分、一般のお客さんに近い感覚で撮影できているんじゃないかなと思います。

商品をお店で見ている感覚に近い視点だからこそ、受賞作品に選んでくれているのではないかな…と。

もちろん、何も見ていない分、先方の希望から大幅にずれてしまうことも、多々あります(笑)。

それでも、その写真を広告に使ってくださるケースも多く、そのたびに「自分なりの視点で撮影してよかったな」と実感します。

アイデアに悩んだ時は、全然違うものと掛け合わせてみる

 
 
 
 
 
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商品写真を撮る時のアイデアは、ほとんど妄想(笑)。家にはテレビもなく、ネットもほとんど見ないので、アイデアを収集できるポイントがあまりないんです。

アイデアに悩んだ時に、おすすめの方法は、商品とまったく関係のないものを掛け合わせてみること

たとえば、子供が遊んでいるシーンを見て「商品と合わせてみたらどうだろう」と考えてみたり、ドリンクの撮影なのに、化粧品を見てみたり。

一見全く関係のないものを見ていると、意外と新しいアイデアが思いつくことが多いです。

また、商品を見て感じた印象を大切に撮った写真も、受賞作品に選ばれることが多いです。

 
 
 
 
 
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たとえばベルキューブの写真では、最初にベルキューブのフォルムを見た時に「かわいい!」と感じました。そこから「ベルキューブの街があったらおもしろいのにな」と思いついて。

「街を実現するのは難しいので、パレードにしてみよう!」と考え、ペーパークラフトの車にベルキューブをたくさん乗せて、かわいい街の中をパレードしているイメージで撮影したところ、受賞作品に選んでもらうことができました。

 
 
 
 
 
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また、アスタリフトの受賞作品も、ひたすら商品を触って眺めながら、「このジェル、きらきらできれい!」という印象から、大胆にジェルを出した写真を撮ってみることに。

そんな風に、商品を見て感じた印象を、素直に表現した写真が評価してもらえることが、嬉しいですね。

撮影環境は、基本的にハリボテ。リビングで様々なシーンを再現

洗面やお風呂場、寝室など、様々なシーンで撮影していることから「広いおしゃれな家に住んでいるんじゃないか」と聞かれることもあるのですが、インスタグラムにアップしている写真の9割ぐらいはリビングで撮影しています。

基本的に、窓際にキャンプ用のテーブルを置き、リビングの全容が見えないように、ロールスクリーンでカバー。こうすることで、生活感が写らない撮影環境を作ることができます。

後は、シーンに合わせてインテリアを追加。

 
 
 
 
 
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たとえば、この写真の場合は、洗面シーンに見えるように、植木鉢置きに洗面器を置いています。

手前には洗濯バサミを吊るし、自分で塗装した白いテーブルの上にタイルを敷くことで、イメージしているシーンを再現。

 

 
 
 
 
 
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他にも、白い布団を背景に置くことで、寝室のシーンを再現したり、低いテーブルを使うことで、室内で屋外のようなシーンを再現してみたり。

 
 
 
 
 
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この写真の台も、実はゴミ箱なんです。

昔からDIYが好きだったこともあり、ちょっとした装飾は自分で作ることも。

できるだけ身近にあるものを使って、どれだけ理想のシーンを再現できるのか、が撮影する時を楽しむポイントの1つでもあります。

商品を主役に、自分なりの視点で撮影することが大切

今回は多数のアンバサダーで受賞されているluckさんに、撮影のポイントや工夫について伺いました。

お話を伺う中で、何度も出てきたのが「商品を主役に撮影する」という言葉。

「自分が撮りたい写真」ではなく、商品のことをしっかりと考えて撮影されているからこそ、多数の受賞に繋がるのではないかと実感しました。

また、オリジナルの発想方法や撮影環境の工夫など、勉強になった方も多いのではないでしょうか。

今回学んだ内容は、ぜひ次のアンバサダーで活かしていただければと思います。

スナップマートでは、今後も定期的にアンバサダーを募集しています。

新しい募集はアプリやメール・SNSで告知されるので、ぜひ見逃さないようにチェックしてくださいね。

luckさんのプロフィール

スナップマートのポートフォリオ:https://snapmart.jp/portfolios/luck

Snapmart歴:約2年

Instagram:https://www.instagram.com/satosa54

住んでいる場所:京都府

使っているカメラ:Canon EOS 60D

前回の記事はこちら↓

【クリエイターインタビュー】主婦業中心の毎日にスパイスを、受賞常連のluckさんがアンバサダーに挑戦した意外なプロセス

 

 

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