写真販売やアンバサダープラン・商品撮影など、様々な場面で活躍されているSnapmartクリイエイターの皆様。
Snapmartを通して、新しいきっかけを作られている方が、たくさんいます。
今回は、コスメや食品写真のアンバサダー・商品撮影等でご活躍されているmugiさんにお話を伺いました。
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アンティークな作風が魅力的なmugiさんのお写真。
商品の歴史や成り立ちを考えたイメージ構成から、スタイリングに関する意外なルーツまで、勉強になる話をたくさん聞かせてくださいました。
昔は写真が苦手だったという意外な過去も!これからカメラを学びたい方は必見です。
そんなmugiさんが教えてくれた、スタイリングの考え方やアンバサダーの魅力について、紹介します。
プロでなくても価値を認めてくれる。Snapmartのコンセプトに設立当初から共感
Snapmartを始めたきっかけは、2018年頃。インスタグラムのDMで「コスメ撮影のフォトグラファー登録依頼」をいただいたことでした。
もともとコスメの撮影が好きで、SNSを通じて商品撮影の仕事をしていたこともあり、フォトグラファーとして登録。
それを皮切りに、アンバサダーや写真販売にもチャレンジしました。
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声をかけられたことがきっかけではありましたが、実はSnapmartの存在は以前から知っていたんです。
数年前、大手キュレーションサイトが個人ブログの写真や文章を盗用していたことが、社会問題になっていたと思います。
実は私は当時の被害者で、自分のブログを書いた傍から盗用され、悲しい思いをしていました。
当時は素人でしたが、一生懸命撮った写真や文章を簡単に転用されて。
それでも泣き寝入りするしかなくて。
そんな時に、Snapmartのローンチを聞き、当時のコンセプトである「素人革命」に込められた想いを知りました。
「プロではない私たちが作った作品にも、価値を認めてくれるプラットフォームを作ってくれたんだ」と感動したことを、今でも覚えています。
すぐに登録したかったのですが、当時はアプリ対応がiPhoneのみ。
私はAndroidだったので登録を見送っていたのですが、DMをいただいたタイミングで「iPhoneに替えよう」と決心し、Snapmartに登録しました。
テーマに添いつつ新たな挑戦ができる、アンバサダーの魅力
Snapmartでは写真販売・アンバサダー・商品撮影のお仕事、と幅広く経験させてもらっていますが、もっとも楽しいのがアンバサダー。
企業様のリクエストに応えながら、自分の撮ってみたい写真にも挑戦できるので、モチベーションが上がります。
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ただ趣味で撮るだけではちょっと面倒なセットでも、「企業の担当者様に喜んでもらえるかも」「この写真が受賞するかも」と思うと、頑張ることができます(笑)。
商品撮影の仕事は、クライアント様の要望通りの写真を撮影することがミッション。
もちろんそれもやりがいはあるのですが、写真に自分なりのテイストを入れたり、新たな挑戦ができる分、アンバサダーは魅力的で楽しいです。
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今まででもっとも思い出に残っているアンバサダーは、アーモンドロカさん。
アメリカ老舗ブランドであることと、イメージカラーのピンクから連想し、フィットアンドフレアのピンクのワンピースを着用。
腰にチョコ色のリボンを巻いて、チョコレートも意識した写真を撮った結果、受賞することができました。
100年以上続くブランドということから、「古き良きアメリカ」をイメージして撮影したお気に入りのカットだったので、すごく嬉しかったです。
商品コンセプトを理解したスタイリングを大切に
アンバサダー写真を撮影する際に、大切にしていることは「商品のコンセプトを理解して撮影する」こと。
スタイリングを考える前に、企業やブランドのホームページを読み込み、その商品の特色や成り立ちをインプットします。
そこから、コンセプトや歴史に合う小物をチョイス。
たとえば、先日受賞したデルメッドさんは製薬会社が作ったスキンケアブランドというところから、乳鉢と植物を入れて撮影しました。
商品の歴史や背景を連想させる小物を使ったり、世界観を作り出したりすることで、商品の持つ魅力を、写真で見ても伝わることを大事にしています。
小物の置き方も、ただ置くだけではなく、リズム感のある配置を意識しています。これは、昔習っていた生け花がルーツかもしれません。
生け花は、ただ「お花をきれいに生ける」だけではなく、床の間を飾るという意味からも、空間スタイリングの側面が強いです。
お花がきれいに見える向きや、角度を付けて動きを連想させることを学んでいたおかげで、物を置くことに関するバランス感覚を養うことができたと思います。
小物ごとの関係性や向きを意識しながら置いていると、「美に関する技術はどこにでも通ずるんだな」と実感しました。
好きなテイストはアンティーク。昔の映画やファッションからスタイリングを考えることも
様々な雰囲気の写真に対応できるようにしていますが、特に好きなテイストがアンティークやクラシック。
洋館やクラシックカーなど、古いものが大好きで、昔の映画もたくさん見ています。
そのため、撮影する商品のブランドページから、イメージされている国や年代を調べ、その時代の雰囲気に合わせたスタイリングをすることも。
「1960年代のアメリカファッション」や「昔のイギリス映画で見かけたラボ」など、その時代の映像を思い出しながら、イメージを膨らませることがとても楽しいです。
アンティークな写真を撮る上で、愛用している小物がブラスのトレー。
少しくすんだ色が入るだけで写真がクラシカルな雰囲気になり、コスメや小物を置く際に使いやすいです。
また、ブラスの小物は、映り込みがあまりないこともポイント。
キラキラしたゴールドやシルバーだと撮影者や周囲のものが映り込んでしまうので、「撮影で使いやすい」という意味でも、ブラスの製品はおすすめです。
ストーリーが見える撮影だからこそ、モチベーションに繋がる
Snapmartが他の商品撮影の会社と大きく違う点は、ストーリーが見えることだと思います。
私は他の会社でも商品撮影の仕事をする機会がありますが、「その写真がどんな意図で依頼されたのか。依頼主がどんな思いを持っているのか、この先どんなことを伝えていきたいのか」といった話を聞く機会はなかなかありません。
もちろん、仕事に必要な情報は教えていただけているので、それでもまったく問題ないです。
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ただ、Snapmartの場合(特にアンバサダー)は、「その商品の成り立ちから担当者さんの想い、どんな写真を求めていて、それを結果的にどう使ったか」まで教えてくれることが多いので、モチベーションに繋がります。
一連の流れを知ることで、ただ撮影するだけでなく、「担当者さんは喜んでくれるかな」「この商品売れたらいいな」と考えながら撮るようになりました。
そう思うようになったのは、普段から社員さんのTwitterを見ていて、距離感が近いからこその感覚なのかも。
「自分が撮っている写真には、たくさんの人の想いが込められている。」
それを実感できたことが、Snapmartをやっていてよかったなと思った瞬間です。
写真が苦手な人ほど、早期から投資することがおすすめ
実は私、昔は写真がすごく下手だったんです。
友人たちと集合写真を撮る時に、「私撮るよ!」と言ったら、「やめて」と言われるほど。(笑)
写真が下手すぎて、友人のブログで特集記事を書かれてしまうぐらいの腕前でした。
そんな私から、カメラ初心者の方へのアドバイスは、早めにある程度のお金をかけること。
私がカメラを始めたきっかけは、書いているブログの写真を撮るためだったのですが、最初はブログのためにそんなにお金をかけたくなくて。(笑)
頑張ってスマホやコンデジで写真を数年間撮っていたのですが、一向にうまくならないんですよね。
そこで意を決して、ミラーレスカメラを購入。そうすると、少し写真が上達したんです。
その理由は、性能が良いカメラを買ったことで、写真が下手だった理由がわかったこと。
今まではカメラの性能も自分の腕もいまひとつだったので、どこがダメなのかわからなかった。でも、カメラの性能が上がったことで、自分の腕が悪いポイントがわかったんです。
それまでは、カメラの性能的にどうしようもないことも、自分の腕でなんとかしようとしてしまっていたので、「数年間を無駄にしたな…」と後悔。
確かにスマホで素敵な写真を撮れる人はいます。
でも、そういう人はすでにある程度のセンスがある方だと思います。
私のように「写真は苦手だけど、うまくなりたい」と思う方は、恐れずに投資すること。
「お金をかけたくない」という気持ちはわかりますが、時間をかけたくないなら、最低でもカメラやレンズ・編集ソフトのLightroomは揃えておくことをおすすめします。
今後はコスメ撮影を続けながら、旅や文章の仕事にもチャレンジしたい
今の仕事は、ほとんどがコスメ撮影。コスメ撮影の仕事は好きなので、今後も引き続き力を入れたいと思っています。
ただ、元々旅が好きでブログを始めた経緯があるので、今後は旅関連のお仕事も挑戦してみたいです。
ホテルなど施設の写真撮影や文章を書くことが好きなので、ライターの仕事もやってみたいと模索中。
今後は撮影の幅を広げるために、ストロボなどライティングの勉強にも取り組みながら、コスメを中心に様々な仕事にチャレンジしたいと考えています。
mugiさんのプロフィール
スナップマートのポートフォリオ https://snapmart.jp/portfolios/mugi_mugi333
Snapmart歴:約2年4ヶ月
Instagram https://www.instagram.com/_mugi_photo_
住んでいる場所:東京
使っているカメラ:SONY α7ⅲ
よく使うレンズ:FE 50mm F2.8 Macro