「趣味で楽しんでいる写真や動画を、いつか仕事としてチャレンジしてみたい」
スナップマートクリエイターである皆様の中には、そう考える方が少なくないのではないでしょうか。
本業であっても、副業であっても、自分の「好き」に対して対価をいただくことは、「やりがい」に繋がります。
今回は、先日開催したSnapmartDayトークショー「未経験から商品撮影カメラマンに!好きを仕事に繋げるためのロードマップ」にて登壇いただいたponmoさんの、商品撮影を仕事にするまでの経緯をインタビュー形式でご紹介。
Snapmartを始める前は、カメラすら持っていなかったスタートから、今では様々な企業の商品撮影や動画制作の仕事を担当し、幅広く活躍されています。
そんなponmoさんが、Snapmartを通して、どのようにして好きを仕事にできるようになったのか。
そこに至るまでの努力を伺いました。
売れると思った写真が売れない!?写真を売るための努力を始めたことがスタート
スナップマートを始めたきっかけは「飼っていた猫がかわいいから」。
最初は「うちの猫はこんなに可愛いから、すぐに写真が売れるんじゃないか」という思いで出品したのですが、売れたのは半年後。
期待に反して、猫の写真はほとんど売れませんでした。
そうした経緯から「どうしたら写真が売れるようになるのか?」ということを考えるように。
・売れているユーザーの写真をチェック
・カメラの勉強
・メディアをチェックし、どんな写真が求められているのかをリサーチ
・正しいタグ付けをする
・撮影会に参加する
などなど、自分なりに調べられることを徹底的に調べて、出品する写真の見直しとカメラのスキルアップに勤しみました。
そうやって努力を続けるうちに、写真の販売数は徐々にアップ。
最初は1枚も売れない月がほとんどでしたが、徐々に月平均10枚ほど定期的に売れるようになりました。
同時にSnapmartで開催されるフォトコンテストにも積極的に参加。
「青空が好き!」「夏コーデフォト♡」のように、毎月いくつかのテーマに沿って出題されるフォトコンテストで、受賞すると賞金が付与されます。
最初は、「テーマに合う写真がスマホのカメラロール内にある場合にのみ応募」していたのですが、それを「テーマに沿って撮影して、応募する」という方式に変更。
そうすることで、コンテストへの参加頻度が上がり、さらに「お題に合わせて写真を撮る」という経験も積み上がりました。
コンテストのテーマに合わせて写真を撮るようになってからは、受賞数も増加。
まったく写真が売れなかった頃と比較すると、格段にSnapmartを楽しめるようになりました。
特に頑張ったのが、季節ごとに開催されたネイルフォトコンテスト。
ネイルを普通に撮影するのではなく、季節ごとに雰囲気を変えてスタイリング・撮影することで、全ての季節で受賞することができました。
この経験から、「テーマに合わせて小物・背景を変えて撮影すること」の楽しさに気づき、それが今の商品撮影の仕事の原点になっていると思います。
撮影枚数よりもシーンを増やす!初めての商品撮影から、アンバサダー受賞合計26回までの道のり
フォトコンテストの経験から「テーマからシーンを作って撮影すること」の楽しさに気づき、初めてのアンバサダーに挑戦することに。
とはいえ、最初のアンバサダー応募は落選続きで、なかなか選んでもらえませんでした。
やっと選んでもらったアンバサダーで撮影してみるも、「とにかくたくさん撮らなきゃ」と意気込み、「商品を魅力的に写す」という視点がまったくない状態。
撮影は電気をつけたまま、カメラの設定も適当で、今から見返すとかなり恥ずかしい写真を撮っていました(笑)。
そこからは、写真の販売と同じように、他の人の写真を研究したり、受賞作品を調べたりしながら、研究の日々。
試行錯誤していくうちに、アンバサダーでも受賞できるようになりました。
THE SHOP TKさん( @TheShop_TK
— ぽんも🍞📷💅 (@ponmo15) June 9, 2019
)のwebページでアンバサダーの写真がたくさん使われてる…!
私の写真も使って下さっていて本当に嬉しいです。
TKさんのLINEに登録してみたら今朝来て泣きそうになった…
(画像はLINEのスクショ)#snapmart https://t.co/2L02lXcxrD pic.twitter.com/eG5RcY0a1X
アンバサダーで受賞できたこと自体も嬉しかったのですが、もっと嬉しかったのは、私が撮影した写真を企業の方が広告やSNSに使ってくれたこと。
偶然注文した商品の中に、私が撮影した写真を使ったチラシが入っていて、飛び上がるぐらいに嬉しかったことを覚えています。
その出来事がモチベーションに繋がり、「もっとアンバサダーで受賞したい」と思うように。
アンバサダーの受賞回数を増やすために、様々なシーンに対応できる背景や小物を揃えました。
この投稿をInstagramで見る
アンバサダーはコスメ関連の商品が多いので、洗面所のシーンが必須。しかし、私の家の洗面所は暗くて狭いので、写真撮影に全然使えません。
そのため、コスメ撮影の際に背景として使っているシーンは、すべてセットを作って撮影しています。
タイル調の背景や大理石シート・真鍮の蛇口など小物を集め、今では20種類ぐらいの洗面所シーンを作れるようになりました。
そんな努力を続けることで、アンバサダー受賞が10回を超えた頃、有償での商品撮影のお仕事をいただきました。
初めてのお仕事は、緊張した以上に楽しく、「もっと商品撮影の仕事をいただくために、アンバサダーを頑張ろう」と決意。
この投稿をInstagramで見る
受賞だけを目指すのではなく、自分のポートフォリオを充実させるため、1つの商品で8〜9個ものシーンで撮影するようになりました。
この投稿をInstagramで見る
「質より量」にならないように、実際に対象となる商品を試して、商品に合ったシーンや小物を連想し、「クライアントさんが求める写真は何か」ということを徹底的に考えるようにしていました。
そうすることで、アンバサダーの受賞率もさらにアップ。
気づけば、商品撮影のお仕事の依頼も、徐々に増えるようになりました。
「好き」を仕事に変えるきっかけとなった「勝手にアンバサダー」
「好きを仕事にしたい」と考える方に、ぜひおすすめしたいのが「勝手にアンバサダー」。
これは、アンバサダーでもPRでもない「個人的なお気に入り商品」の写真を撮って、全力でおすすめすることです。
PR案件でもない商品の写真をスタイリングして撮って、全力で勧めるための文章を考えることは、正直大変だと思います。
しかし、実践してみることによって、商品の担当者さんの目に留まり、お仕事に繋がるケースも。
この投稿をInstagramで見る
実際に私も、夫が偶然お土産に購入したチョコレートがあまりにも美味しくて、「ちゃんと撮影して、魅力を伝えたい」と思い、再度購入して撮影。
その写真とチョコレートの美味しさをSNSにアップしたところ、なんとメーカーの方からご連絡をいただき、全商品の有償撮影を依頼していただくことに繋がりました。
この投稿をInstagramで見る
他にも、インスタグラムの抽選でプレゼントしてもらったハンドクリームのパッケージが可愛くて、撮影した写真を公開したところ、商品撮影依頼の連絡をいただき、今でも継続して撮影の依頼をいただいています。
もちろん、全ての行動が結果に繋がるわけではないのですが、小さな一歩が思わぬチャンスを引き寄せることは往々にしてあります。
もし、「こんな仕事をしてみたいな」という思いがあるのであれば、まずは自分でできる範囲でチャレンジし、発信してみることが大事だと思います。
未経験からスタートした動画も、継続・発信することで仕事へ
この投稿をInstagramで見る
現在はお仕事として、商品紹介用の動画制作も担当しています。
これも、きっかけはスナップマート。最初は動画制作なんて、まったく経験がありませんでした。
2019年頃から「これからは動画の需要が高まる」という話をスナップマート社員の方から聞くようになり、購入したコスメやアンバサダーの動画作成に独学でチャレンジ。
最初は手探りでしたが、経験とともにコツが掴め、Snapmartで開催された動画コンテストで受賞することができました。
そこからも動画制作と発信を続けたところ、お仕事として依頼をいただけることに。
この投稿をInstagramで見る
さらに、その時に作成した動画制作の実績をSNSで公開したところ、翌日にまったく関連のない会社さんから、動画制作のお仕事依頼をいただくことができました。
未経験の分野でも、チャレンジと発信を継続することでチャンスは広がるんだな、と実感した出来事です。
未経験でもママでもインフルエンサーでなくても、好きを仕事に繋げることはできる!
今回はponmoさんより、未経験から商品撮影カメラマンとして活躍されるようになるための工夫を伺いました。
「好きを仕事に」と聞くと、「フォロワーがたくさんいるインフルエンサーや、何か特別な経験を持っている人しかできない」と考えている人は、少なくないと思います。
しかし、ponmoさんのように、「商品撮影は未経験、インフルエンサーというわけではなく、しかも子育て中で忙しい」という状態でも、好きな商品撮影や動画制作を仕事にされている姿は、多くの方に勇気を与えるのではないでしょうか。
・撮影した写真を月○枚売る
・アンバサダーに選ばれるために、写真の撮り方を学ぶ
・アンバサダーで受賞するために、スタイリングを工夫する
など、最初は今の自分から少し前進する目標でOK。
それを積み重ねることが、自分の人生を大きく変えるきっかけになることもあります。
「好きを仕事にしたい」と思っている方にこそ、Snapmartの写真販売やアンバサダーは力になれると思いますので、ponmoさんのロードマップを参考に、ぜひチャレンジしていただけると幸いです。
今回のトークショーについては、YouTubeよりアーカイブ視聴が可能です。
記事内で紹介したロードマップの他にも、アンバサダーで多数受賞されているponmoさんの撮影Tipsや視聴者からのご質問にも回答いただいています。
下記リンクよりご視聴を可能ですので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
SnapmartDay 2021アーカイブ動画はこちら↓
ぽんもさん、snapmartポートフォリオ
ぽんもさん、Instagram
*****公式Instagramではお役立ち情報を発信中!*****
公式Instagramでは、クリエイターさんへのお役立ち記事を、定期的にマガジン形式でわかりやすく掲載しています。
情報をチェックするためにも、ぜひフォローしてくださいね!