(レポート)商品の魅力を伝える!商品撮影講座

こんにちは。Snapmart編集部です。

Snapmartでは、アプリで写真を出品するだけでなく、
企業の商品を撮影して魅力をSNSで発信するアンバサダー(詳細はこちらの記事を)、
アンバサダーで経験を積んだ方に個別でお願いしている指名での商品撮影案件など、皆様の様々な可能性に光を当てるきっかけを創っています。

自分の撮りたい写真を撮るのと、アンバサダーや商品撮影案件なので、企業の意向に沿って撮るのでは、撮る時の考え方が大きく違うこと、また「おしゃれな部屋じゃないから…」と挑戦する前から諦めてしまっている方が多いと感じたことから、8/16に「商品の魅力を伝える!商品撮影講座!」を行いました。

本日はその講座のレポートをお届けします。


講師のご紹介
今回の講座の講師はSnapmartクリエイターのackyさんにお願いをしました。

ackyさんは、元々人物写真撮影をメインで活動されていましたが、Snapmartのアンバサダーをキッカケに、自分とは馴染みのなかった女性向け商品の撮影などにも挑戦。
数々のアンバサダーフォトコンテストで受賞をされています。

馴染みのない商品でも、徹底したリサーチから企業の意向を汲み取って撮影をしてくださっているので、今回ackyさんにその考え方の部分を教えていただくことにいたしました。

あっきーさん、snapmartポートフォリオ
あっきーさん、Instagram


商品撮影をする前に

まず具体的な方法論の話の前にackyさんは、「イメージを固める」ことの重要性に関して話してくれました。

旅行に行くときも、海外に行くのか、国内に行くのか
国内に行くなら、北海道に行くのか、沖縄に行くのか
など、ざっくりでも方向性を決めないとなかなか進まないし、リサーチも準備もできません。

写真を撮るときも同じ。

撮る前に、こうしたいな….というイメージを固めることの重要性をお話してくれました。


またイメージを固める上での「感性の重要さ」もお話してくれました。

写真とは感性と技術の融合

ついつい写真というと技術を身につけようとばかりしてしまいますが、技術だけではうまくいかない。感性と技術が融合して、写真は作られているというお話をしてくれました。



感性とは才能ではなく、育むことができるもの。
感性は、インプットの質と量で決まる。



テクニックのお話ではありませんが、この最初のマインドの部分は心を掴まれた方も多かったようです。





その後、具体的にイメージを固める時にどのような要素でリサーチやインプットをしていくのかをackyさんはシェアしてくれました。

 


商品撮影の準備

 


1. 商品・メーカーのリサーチ

下記のような項目をリサーチしているようです。


Snapmartのアンバサダー企画などでも、たくさんの素敵な写真が集まってくるのですが、あー素敵な写真なのに….!!と思う事がよくあります。

「法律・マナー・一般常識・競合商品」の項目で、NG撮影をしてしまっている方が多いです。

例えば
お酒のアンバサダーで、写真にお子様の手とか入ってませんか?
お子様が、お酒を持っている写真などは、未成年飲酒が疑われるので、法律的にNGです。
 
食品のアンバサダー。アンバサダー商品を載せたお皿、キャラクターのお皿だったりしませんか?
キャラクターの著作権、気をつけましょう!

スキンケア商品のアンバサダー。スキンケア商品と一緒に、別のメーカーの口紅が写真に写り込んでいます。このスキンケア商品の会社がメイクアイテムも販売しているのであれば、競合商品が写り込んでしまっています!



このように、アンバサダーや商品撮影案件など、企業の商用利用を前提とした撮影では、気をつけるべき所がたくさんあります。NG項目はしっかりチェックしましょう!


またNGだけでなく、企業が撮影して欲しいイメージの確認も。



Snapmartのアンバサダーでは、アンバサダーの募集記事にどんな写真が欲しいかなどを詳しく記載してますので、是非そちらもご確認ください。



2. イメージのリサーチ

商品・メーカーのリサーチで、おさえるべきところはおさえたあとは、イメージのリサーチが必要です。何もリサーチをしなくても、普段のインプットからイメージを決める事ができる人もいますが、最初はたくさんリサーチしたり、まずは真似してみるところから始めるのもオススメとのこと。





ackyさんは、Pinterestなどをよく使うそうです。
また、女性向けの商品などの撮影の時は、普段あまり触れてきていない分野なので、雑誌をみたり、実際の店舗からイメージを膨らませたりもするそうです。



そして、こんなイメージで撮影したいな〜というお手本のような写真を見つけるだけで満足していたのですが、その先が重要でした!


その写真の要素を分解….!!
ただ素敵だなと思うだけでなく、下記のようなポイントで写真を見て要素を考えてみるのが必要だそうです。

実際の撮影の裏側


考え方やポイントを教わったあとは、実際にackyさんの写真が、受賞作品に選ばれた「フレッシュロック アンバサダー」の際の下記の事例を元に、撮影の裏側を教えてくれました。

まずリサーチ

商品の特徴や要望などをまずは、募集記事やHPなどでリサーチ。

【参加者募集】機能的でオシャレな保存容器「タケヤ フレッシュロック」アンバサダー大募集!


そこでこんな事がわかったようです。



このようなことから、

・キッチンで使っている
・整理整頓されている

写真を撮りたいなと考えたそうなのですが、ackyさんのご自宅は賃貸マンションで、

キッチンが古くておしゃれではない….窓も近くにないので暗い….
という撮影環境という制約があったそうです。


なので、

どうやったらキッチンを使わずに、キッチン風に見せる事ができるのか?
でイメージ写真をリサーチしたようです。

その結果わかったことは

・別にキッチンではなくても、キッチンに使う小物が映り込むとキッチンに見える
(流しもなくて、コンロもなくても、キッチン風に見える….!)
・背景もタイルである必要はない(キッチン=タイルはただの思い込みだった…!)
・ラベルを貼ると、整理整頓感が出る
・光は横から入ってる事が多い
・粉物だけだと色味が少なくてちょっと微妙
・色味があってキッチンにありそうな物をいれた方がよさそう


という事がわかったようです。


このリサーチから、自宅の撮影環境でもできる….!となり、こんな風に撮影したそうです!!

ドン!

物干し〜〜〜〜!!!!!

S字フック〜〜〜〜〜〜!!!!


これにはみなさんとっても驚いたようで、zoom内のチャットも一気に盛り上がりました 笑

その他、これまでのアンバサダーで撮影した写真のこのような裏側を全て見せてくれながら、

・光の調節の仕方や光の読み方
・写り込みを防ぐ方法
・編集の仕方
・どこで小物を購入しているか

なども惜しみなく教えてくれました。



撮影環境に制約があるのは当たり前。
でもその制約の中でも、どうやったら撮りたい写真が撮れるかな?と工夫してみるのも楽しいですよ!とackyさんはおっしゃっていて、パソコンの前で大きく頷いてしまいました。




参加者のみなさまにとっても、目から鱗の発見が多かったようです。


また、講座後早速自宅の環境でトライしてくださった方もいらっしゃいました!

私には感性やセンスがないから….
自宅がおしゃれではないから….

そんな風に、撮影前に諦めの気持ちがわいてしまいがちだった方が、今回の講座を聞いて、

ちょっと工夫してみようかな!
工夫してみたら、できるじゃん!!

という気持ちになり、新しい撮影の楽しさや、自分がいいなと思っている商品の魅力を写真で伝えることのできる嬉しさを感じてもらえたら嬉しいです。




「自分の裸を見せるようで恥ずかしい…」と言いながら、撮影の裏側をたくさん見せてくださった講師のackyさんありがとうございました!!




Snapmartでは、クリエイターの皆さまの可能性に光をあてて、毎日にきっかけを創っていく機会をたくさんご用意しています。

Snapmartのアプリを開いて、
・写真を出品
・毎日開催中のコンテストに応募
・アンバサダー案件に挑戦
・指名撮影案件
など、皆さまのタイミングで、それぞれの挑戦を楽しんでいただけたら嬉しいです。
 

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