商品の魅力を引き出す写真を撮るために、yuuunophotoさんが実践する工夫

先日の記事でインタビューをさせていただいたyuuunophotoさん。

商品ごとにイメージを変えて、美しくもかわいい写真を多数撮影されています。

今回はそんなyuuunophotoさんに、商品撮影をする際のポイントについて、インタビュー。

撮影環境や光、人物を入れる時のポージングなど、写真を見ているだけでは気づかなかった工夫をたくさん教えていただきました。

「もっと商品写真を上手に撮りたい」「アンバサダーに挑戦してみたい」という方は、必見の内容です!

1つ目の記事「【クリエイターインタビュー】大好きなスタイリングフォトを活かし、アンバサダーで活躍!yuuunophotoさんが考えるスナップマートの魅力」はこちら

使っているカメラ・レンズ・撮影環境について

カメラはSONYα7Ⅲ。レンズは「FE 24-105mm F4 G OSS」と「FE 70-200mm F4 G OSS」を使っています。

撮影場所のメインは寝室。2面に窓があることから、光が回りやすく、もともとあった家具をどかして、撮影スペースとして利用しています。

シーンによって適した場所で撮影することも多く、その場合はキッチンやリビング、お風呂場などを使うことも。求められるシチュエーションによっては、家全体が撮影スペースになりますね。

 
 
 
 
 
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自宅で撮影する時に、大切にしているのが「家族の共有スペースである」という意識を忘れないこと。

みんなの共有スペースである以上「撮影したい」という思いだけで好き勝手独占することはできません。

そのため、リビングなど共有スペースで撮影する時は、自分が撮りたい時間帯を決めて、「この時間帯は撮影として使います」と事前に家族に共有するようにします。

あらかじめ自分の撮りたいカットを決めておいて、できるだけ時間をかけないようにも注意。

自宅は家族みんなが気持ちよく過ごすための場所なので、「使わせてもらっている」という意識を常に持つようにしています。

撮影に欠かせない、壁紙と白枠の窓

商品によってイメージに合う背景を選びたいので、背景素材は8種類用意。

壁紙を5種、黒と白の両面ボード1枚、自分で作成したスタイリングボードが2枚です。

壁紙は、壁紙屋本舗で購入したり、近所のインテリアショップで安く販売しているものを購入したり。

自分でスタイリングボードを作る時は、木の板にトールペイントで使った際に余った塗料を塗っています。

板にやすりをかけて、下地を塗って、塗料を塗り、またやすりをかける…の繰り返し。

もちろん楽ではないのですが、もともと物作りが好きなので、コロナであまり外出できない時に、楽しみながら制作していました。

背景のバリエーションが増えるとと、様々なシーンやイメージに合わせた撮影ができるので、とても重宝しています。

また、お気に入りの撮影小物は、「小さな窓」。もともと設置されている窓に置くだけで、白い格子窓が出来上がるため、シーンの印象が大きく変わります。

家の窓が黒色で、SNSで見かけた白色の窓に憧れたことから、楽天で購入しました。

「窓枠」「窓フレーム」「アンティーク窓」などで検索すると約4000円から2〜3万円のものまでヒットするので、気になる方は探してみていただけたらと思います。

窓の後ろにグリーンを入れることで、写真がより華やかに。

基本的に庭の緑を入れることが多いのですが、思っている場所に緑がない場合や、どうしても隙間ができてしまうこともあります。

その場合は、プランターのグリーンを移動させたり、台の上に乗せたり、時にフェイクグリーンを使ったりして、様々な方法でスタイリングしています。

光と影を活かして、イメージ通りの表現に近づける

撮影の時に特に大切にしているのは、光と影の入り方。

私はハッキリと影が入る写真よりも、影がなだらかなグラデーションを描くような階調豊かな写真が好きなので、自分のイメージ通りの写真が撮影できるよう工夫しています。

たとえば、光が強めに入る窓の側には、白っぽいものを置きません。

白に近い明るい色の小物はどうしても光を反射してしまうので、窓から少し離れた場所に置くなど、色による配置に気をつけています。

また、グラスなど光を透過させて撮影する素材を手に持つ場合には、逆光で手元が暗くなりがちなので、レフを当てたり、手元にも光の入るように2方向から光が差し込む光の通り道で撮影するようにしています。

アンバサダーの撮影は基本的に自然光で行っていますが、どうしても光量が足りない場合は、定常光を使うことも。

お風呂場など、光が足りないシーンでの撮影に重宝しています。

 
 
 
 
 
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また、最近撮影したスキンパーフェクションジェルのアンバサダーでは、公式ホームページで、パッケージに光が入っている写真を見て、「このカットを撮ってみたい!」と思い、実践。

自然光では、なかなか思うように光が当たらなかったので、夜に定常光を使い、小さなライトをパッケージに当てることで撮影することができました。

パーツを入れる時は、自然に見える角度を意識

 
 
 
 
 
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アンバサダーなど商品撮影をする際に、手元や足元など、体のパーツを入れて撮影するシーンがあると思います。

基本的に体のパーツを入れる写真は、三脚を立ててセルフタイマーで撮影することが多いのですが、そうなると、どうしても手が大きく見えてしまったり、不自然に曲がってしまったりなど、あまりきれいに写らない場合があります。

主役は商品とはいえ、やはり一緒に写すパーツが美しくないと、写真として完成しません。

そのため、パーツを入れて撮影する時は「関節を曲げる」を意識するようにしています。

 
 
 
 
 
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手をまっすぐにするのではなく、あえて斜めに曲げることで、少しでもきれいでしなやかに見せるように心掛けています。

手が不用意に大きく見えないようにするためにも、カメラのリモート機能を使って、スマートフォンで画面を確認しながら、手の位置を細かく調整しています。

 
 
 
 
 
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また、自分の体と主役となる商品を使って「X」を作るようにすると、自然な動きをだしながら主役を引き立たせる構図になるので、おすすめ。

体のパーツを写真に入れる時も、構図を考えて撮影することを大事にしています。

細やかな努力・気配りが、多数のアンバサダー受賞へ

今回は、yuuunophotoさんに商品写真を撮影する時のポイントについて教えていただきました。

多彩なおしゃれなシーンを作り出す裏側やパーツを入れる際のコツなど、アンバサダーなど商品写真を撮影する時に参考になる方も多いのではないでしょうか。

より美しい写真を撮るために、細やかな努力をされている点が、数々のアンバサダー受賞に繋がっているのだと思います。

今アンバサダーでの撮影を頑張っているみなさまや、これからアンバサダーをやってみたいと思っている方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

yuuunophotoさんのプロフィール

スナップマートのポートフォリオ:https://snapmart.jp/portfolios/yuunophoto

Snapmart歴:約1年半

Instagram:https://www.instagram.com/yuuunophoto/

住んでいる場所:愛知県

使っているカメラ:SONYα7Ⅲ

 

 

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