先日の記事でインタビューをさせていただいたshizuさん。
シンプルで美しく、多彩なシーンで撮影されている写真は、どれを見ても惚れ惚れするものばかりです。
今回は、そんなshizuさんの撮影の裏側について伺いました。
愛用カメラや撮影環境、スタイリングのポイントなど、写真撮影に関することから、アンバサダーで大事になる文章制作のポイントまで、盛りだくさん。
役立つTipsをたくさん教えていただけたので、これからアンバサダーや商品撮影にチャレンジされたい方は必見です。
1つ目のインタビュー「写真を仕事にするための視点が学べる!shizuさんが考えるアンバサダーの魅力とは」はこちら
使用しているカメラ・レンズについて
カメラはLUMIXのGX7という10年ほど前に購入したものを使っています。新しいカメラが欲しいなと思っているのですが、何を買おうか、今まさに考え中。
レンズはLUMIX G 42.5mm/F1.7。
実は、まったくカメラのことをわかっていなかった状態の時に、「どのレンズを買えば良いのか、教えてほしい」と普段からお世話になっている写真館に駆け込んだんです(笑)。
その時に教えていただいたのが、こちらのレンズ。「商品撮影をするなら、歪みにくいからおすすめだよ」と教えてもらい、そのまま購入。
それ以降、ほとんどこれ1本で撮影しています。
望遠レンズなので、最初はすごく使いづらかったのですが、商品が歪まずにきれいに撮影できて、「キットレンズから卒業して良かった」と感じています。
壁紙を使って、イメージ通りのセットを作り込む
アンバサダーの撮影場所は、ほとんど自宅。
一軒家で比較的光が入りやすいため、リビングや寝室・廊下など、様々な場所で撮影しています。
背景は、家の状態をそのまま使うこともありますが、壁紙等を使って作り込むことも多いです。
壁紙や背景ボードは全部で10種類以上保持。商品の色合いを邪魔しない色を選んで使うようにしています。
特によく使うのは、明るい白い壁紙ですね。
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壁紙を使った撮影で印象に残っているのが、ハッピーエレファントのアンバサダー撮影。
商品の集合写真を撮影する際に、緑の色を目立たせるために「白い壁のランドリールームで撮りたい」というイメージが浮かんだものの、自宅にはそんな場所がありません。
そのイメージを実現するために、自宅のキッチンカウンターに壁紙を貼って、セットを作り上げたのが、こちらの写真です。
壁紙は1枚では足りなかったので、2枚を繋げて撮影。つなぎ目が目立ってしまうため、後からフォトショップでつなぎ目を消して、完成させました。
イメージ通りのセットを作るまでにかなり試行錯誤して、やっとできた写真。
正直、受賞できるとは思っていなかったのですが、苦労した分、受賞作品に選んでいただけて、とても嬉しかったことを覚えています。
撮影は、商品をしっかり調べて、イメージを固めてから
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「企業さんのご要望に応えたい」という想いが強く、撮影イメージについては、しっかりと考えたうえで撮影に入るようにしています。
アンバサダーの撮影の際には、まずは案内文を熟読。求められていることを頭に叩き込み、その後に商品のイメージを汲み取ります。
商品に関するSNSやホームページなどを見て、使い方やターゲット、大事にしている色など、情報収集。
「いきなり撮る」「いきなりイメージを考える」ではなく、相手の要望を探って、商品をじっくり見てから次に進むことを大事にしています。
また、イメージに悩んだら「自分だったら、この商品をどう使うか」と考えてみることも大事。
先日受賞させていただいたサンタゴールドの写真は、テーマの1つに「プレゼント」がありました。
「私だったら、どんなプレゼントをするだろう」と考えた時に、大好きなパンと一緒に、ママ友の家にお呼ばれした際に、プレゼントしたいな…と考え、この写真を思いつきました。
自分事化することで、オリジナル性のあるクリエイティブが出来上がるので、おすすめです。
「商品のある生活」をイメージできるよう、人物を入れる
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商品だけの写真も素敵ですが、人物を入れた写真も撮るようにしています。
写真に人物が入ることによって、生活の中で使う様子が想像しやすく、「写真を見ている人の購入意欲が、より向上するのではないか」と考えています。
人物を入れた写真を撮る時は、自分をモデルにしていることがほとんど。
特に使用シーンは「手」が入ることが多いため、日頃からハンドケアをしっかりとするようになりました。
とはいえ、ハンドクリームを塗るぐらいしかしていないのですが(笑)できるだけシワの無いきれいな手で商品を見せられるように、日頃のケアとLightroomの加工で頑張っています。
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他にも、手の動きがしなやかに見えるようにも気を付けるようにしています。
物を一気に掴まずに、丁寧に持つようにする…など、所作をきれいに見せるように。
悩んだ時は、CMや雑誌など、女優さんやモデルさんがどんな動きをしているかを参考にしています。
小物選びは、シンプルに
小物については、あまり無理に買い足さないようにしています。
以前は様々なテイストの小物を買っていたこともあるのですが、結局使わなくて、無駄になってしまうこともありました。
アンバサダーの撮影では「商品が生活に溶け込んでいる写真」を求められることが多く、無理に家にないものを買って作り込むよりは、自然に家にあるもので撮影した方が良いのでは?と考えるように。
今では、できるだけ家にあるもので撮影をするようにしています。限られた条件だからこそ、悩むこともありますが、それすらも楽しいです。
スタイリングもシンプルなものが好きで、できるだけ主役の商品を小物が邪魔しないように気を付けています。
写真を後で見返した時に「この小物いらなかったな…」と思った時は、レタッチで消したり、撮り直したりすることも。
写真を見ている人が、商品を主役に見てもらえるように、日々考えながらスタイリングするように努めています。
発信に悩んだら、自分ごと化してみよう
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スナップマートのアンバサダーは、写真や動画を撮るだけではなく、SNSでの発信も必要。
商品の魅力を伝えるために、発信する時の文章についても、時間をかけて考えています。
文章について、「どう書けばよいのかわからない」と悩んだこともありましたが、以前スナップマートで開催されていた「薬機法の書き方講座」を受講したことが大きなヒントに。
講座の中で「商品の使用感を書く」という視点を教えていただいたことから、「商品を使ってみてどう感じたか」ということに焦点を当てて、考えられるようになりました。
「自分の環境」「生活スタイル」「その商品があることで、日々がどう変わったか」などを考えて書くと、商品の魅力を自然と伝えることができるので、おすすめです。
魅力を伝える写真は、丁寧で細やかな工夫から
今回は、shizuさんにアンバサダー写真の撮影/発信のポイントについて、教えていただきました。
相手のリクエストに応える写真を撮るために、様々な工夫をされているshizuさん。
その細やかな気遣いが、数々のアンバサダー受賞に繋がっているのだと思います。
ぜひ今回教えていただいたことを参考に、たくさんの方にアンバサダーにチャレンジいただけますと嬉しいです。
スナップマートでは定期的にアンバサダーを募集しております。
応募はアプリより可能ですので、ぜひお気軽にご応募いただけますと幸いです。
shizuさんのプロフィール
スナップマートのポートフォリオ:https://snapmart.jp/portfolios/tramp2020
Snapmart歴:約10ヶ月
Instagram:https://www.instagram.com/the_baker_is_a_tramp2020/
住んでいる場所:兵庫県
使っているカメラ:LUMIX GX7
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