お菓子や料理など、私たちにとって身近な存在であるフード。
見た目がおしゃれなものも多く、「写真で素敵に残したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなフードフォトを撮影する時に、写真がよりおしゃれになる小物をピックアップしてご紹介。
写真の印象は小物によって大きく変わるので、ぜひスタイリングの参考にしていただけると嬉しいです。
①背景ボード/壁紙
1つ目は、前回「コスメ写真撮影に使える!揃えておくと便利な小物集」でも紹介した、背景ボードor壁紙です。
写真の印象は背景によって大きく変わりますが、自宅での撮影の場合、どうしても生活感が出てしまいがち。
そんな時に、背景ボードや壁紙があると、余計な写り込みをなくして撮影することができるので、非常に便利です。
色や質感を簡単に変えることもできるので、バリエーションが増えることも嬉しいポイント。
おすすめは、「悩んだら、大きめのものを選ぶ」こと。少し広めに撮影しても、端が写らないものを選んだ方が、構図の幅が広がります。
購入される方もいれば、好きな色を選んで自作される方もいるので、ご自身の希望に合わせて試してみることをおすすめします。
②カッティングボード/バスケット
パンやフルーツなど、何かしら食材を置く時に役立つ、カッティングボード。
スタイリングの際のアクセントになり、シンプルから華やかまで、様々なテイストの写真で使えます。
屋外で撮影する時や、高さを演出したい時は、バスケットもおすすめ。ピクニックをイメージしたシーンなど、使い勝手が良いです。
③カトラリー
フード写真において、小さくても存在感を放つカトラリー。カトラリーの選び方や置き方によって、写真のイメージが変化することも。
細いものから太いもの、かわいいテイストから、重厚感のあるアンティークまで、様々な種類があるので、いくつか揃えておくと非常に便利です。
④ティーポット/コーヒー器具
主にお菓子の写真を撮る時に重宝するのが、ティーポットやドリッパーなどコーヒーや紅茶関連の器具。
おしゃれなものが多く、お菓子を食べるシーンでも実際に使われるため、テーブルコーディネートにぴったり。
和テイストの商品を撮るときは急須を選ぶなど、商品のイメージによって、小物を変えてみることもおすすめです。
⑤キッチンクロス
テーブルフォトを撮影する際に、どうしても空間が気になる時があると思います。
そんな時に使える小物が「キッチンクロス」。
シーンに自然に馴染む上に、置き方に自由度があるため、簡単に写真にアクセントを加えることができます。
選ぶ色や質感によっても印象が変わるので、フードフォトをよく撮られる方は、様々な種類のクロスを持っていることも。
比較的安く購入できる小物であることも、嬉しいポイントです。
⑥イルミネーションライト/キャンドル
秋冬のイメージやクリスマスなど華やかなシーンを演出する時に、使いやすいのが、光る小物。
イルミネーションライトやキャンドルなど、背景に置いて、ボカすことによって、きらきらとした光を演出することができます。
写真に温かみを足したり、煌びやかな印象を作り出したり、寒いシーズンの写真を中心に、役立つ小物。
イルミネーションライトは、電源部分を見せないためにも、長めのものを購入しておくことがおすすめです。
⑦植物
食卓を彩る植物は、フードフォトと非常に相性が良いです。
季節感を表現したり、色を足したりなど、様々な役割をこなしてくれることがポイント。
テーブルに置くことで写真に華やかさをプラスしたり、前ボケを作ることで立体感を演出したり、植物やお花があることで、表現の幅が広がります。
⑧ミルクピッチャー/ハニーディスペンサー
写真に動きを付けられる、何かを「かける」シーン。
ホットケーキに蜂蜜をかけたり、コーヒーにミルクを注いだり、動きを入れることで、より臨場感のあるフードフォトを撮影することができます。
そんな時にあると便利なのが、ミルクピッチャーやハニーディスペンサー。機能面でもデザイン面でもテーブルフォトを華やかにしてくれる、使い勝手の良いアイテムです。
もちろん、これだけに限らず、オイルボトルやポットなど、人物を入れて写真に動きを付けるアイテムは様々。
1人で撮影する時のポイントは、以前公開した「セルフポートレート撮影のコツ」に書いてあるので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
撮影するイメージに合わせて、使える小物を集めてみよう
今回は、フードフォトを撮影する際に、使える小物を紹介しました。
テーブルに彩りを加えてくれる小物があると、さらに素敵な写真が撮れるはず。
今後の小物集めの参考にしていただけると嬉しいです。
また、最後にぜひ紹介したいのが、以前「写真がもっと素敵になるスタイリング講座」にてご登壇いただいた、スタイリスト菅野有希子さんからいただいた「小物のテイストを揃える」というアドバイス。
主役となる被写体に合わせて、カジュアル・エレガンス・かっこいい…など、テイストに合わせた食器・お花・小物を用意されることを大切にされていると教えていただきました。
テーマによって小物を変えるのは、少し難易度が高いかもしれませんが、写真のクオリティを左右する大事なポイント。
スタイリングをする時や、小物を購入する際に、ぜひ頭に入れておいていただければと思います。
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